手術の翌日、これからの生活を教わった日|膀胱瘻との暮らしが始まる|生活のリアル

病気・治療の記録

膀胱瘻の手術が終わったあと、私が気になっていたのは痛みよりも、その後の生活でした。

管はどう管理するのか。

お風呂には入れるのか。

仕事には行けるのか。

外出はできるのか。

それまで経験したことのない生活が始まることだけは分かっていましたが、実際にどんな毎日になるのかは想像できませんでした。

今回は、手術当日の続きから、退院までの様子を記録します。

手術が終わったあと

手術は下半身麻酔で行われました。

術後、まず強く感じたのは、足が自分のものではないような感覚でした。

動かそうとしても思うように動かず、その違和感が少し気持ち悪く感じられました。

痛みについては、手術当日の時点ではほとんどありませんでした。

むしろ痛みよりも、

「ようやく終わった」

という安心感の方が大きかったように思います。

ここまでの道のりが長かったこともあり、精神的にも体力的にも一気に力が抜けたような感覚でした。

「これで、あの詰まりの苦しみから解放される」

そんな気持ちがありました。

退院前に教わったこと

入院期間は1日だけで、翌日には退院することになりました。

手術前は血尿が出ていましたが、膀胱内を洗浄した影響もあってか、術後は比較的落ち着いていました。

そして退院前には、これからの生活について多くの説明を受けました。

ウロガードやレッグバッグの使い方。

入浴時の洗浄方法。

傷口の保護や固定の方法。

それまで全く知らなかったことばかりでした。

説明を忘れないように動画も撮影し、家族とも共有しました。

想像していなかった生活

手術そのものよりも、私が不安だったのはその後の生活でした。

管を付けたまま仕事はできるのか。

外出はどうするのか。

眠るときはどうするのか。

実際には、一つひとつ覚えていくしかありませんでした。

退院したばかりの頃は、何をするにも慎重になっていたように思います。

思っていた経過とは違ったこと

退院時には、挿入口も時間が経てば落ち着いてくると説明を受けていました。

ただ、自宅へ戻ってしばらく経っても、私の場合は思っていた経過とは少し違っていました。

気になって主治医に確認したところ、

「人によって違います」

とのことでした。

同じ手術を受けても、挿入口の経過には個人差があるのだと、そのとき実感しました。

一度は感じた安心感

手術直後の私は、

「もう詰まることはない」

と思っていました。

長い間続いていた「また詰まるかもしれない」という恐怖から、一度は解放されたような気持ちでした。

ただ現実には、その後1か月以内に何度も管が血の塊で詰まりました。

仕事中に対応しなければならないこともありました。

眠れない夜もありました。

新しい生活に慣れるまでには、想像していたよりも時間が必要でした。

おわりに

それでも、あの「全く尿が出ない」という状態から距離を置けたことは、大きな変化でした。

もちろん、手術をしたからといって全てが解決したわけではありません。

実際には、その後も血の塊による詰まりや膀胱炎など、さまざまなトラブルを経験することになります。

ただ、この日の私はまだそんなことを知りませんでした。

退院したその日は、まだ膀胱瘻での生活がどれほど大変なのか分かっていませんでした。

「これで少し楽になれるかもしれない」

そんな気持ちで退院したことを覚えています。

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