手術を待つ間も、仕事を続けていた
腹腔鏡下で手術を受けることが決まってから、手術当日までは1か月以上ありました。
その間も通院はありましたが、仕事は普通に続けていました。
今振り返ると、仕事をしていてよかったと思います。
仕事をしている時間は、目の前のことをやらなければいけません。
そのため、癌についてずっと考えている暇がありませんでした。
もし何もすることがなく、家にいるだけだったら、朝から晩まで癌のことを考えていたと思います。
仕事をしている間だけは、いつもの生活に戻っていられたのだと思います。
手術の日を迎えて
そして、手術の日が来ました。
その年の12月、腹腔鏡下で子宮を摘出する手術を受けました。
手術室に入る前になると、少し怖くなってきました。
ここまで来たら、もう逃げることはできません。
担当の先生に、
「助けてください」
とお願いしました。
少し怖くて、涙が出そうでした。
それまで自分で調べて、手術の方法も選んできました。
でも、いざ手術室を前にすると、やっぱり怖かったのだと思います。
手術は朝一番から始まり、病室に戻ったのは夜の7時頃だったと思います。
病室に戻ったときには、もう一日が終わっていました。
手術のあと、気づいたら腫れていた
手術のあと、体に変化が出てきました。
術後数日から、腹部・下肢・鼠径部・陰部が腫れ始めました。
手術前から、リンパ浮腫になることがあるとは聞いていました。
当時、医師か看護師からだったと思いますが、30%くらいの人がリンパ浮腫になると説明された記憶があります。
「できれば、その中には入りたくない」
そんなことを思っていました。
だから、術後に腫れが出てきたときも、
「これは手術したばかりだからかな」
「一時的な腫れだったらいいな」
と思っていました。
時間がたてば、体の中に吸収されて、元に戻るのではないか。
そんなふうに考えていました。
でも、腫れはなかなか引きませんでした。
手術の前日に入院し、手術から10日後に退院しました。
退院するときにも、まだ腫れは残っていました。
この腫れが、その後のリンパ浮腫につながっていくことになります。
手術が終われば、元の生活に戻れると思っていた
手術が終われば、あとは少しずつ回復して、元の生活に戻っていく。
当時は、そんなふうに考えていたのだと思います。
でも、実際にはそう簡単ではありませんでした。
手術が終わったあとには、これまでとは違う体の変化が残りました。
そして私は、翌年の2月には仕事に戻ることになります。

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