第一部⑤:手術を待つ間も、仕事を続けていた|手術とその後の体の変化

病気・治療の記録

手術を待つ間も、仕事を続けていた

腹腔鏡下で手術を受けることが決まってから、手術当日までは1か月以上ありました。

その間も通院はありましたが、仕事は普通に続けていました。

今振り返ると、仕事をしていてよかったと思います。

仕事をしている時間は、目の前のことをやらなければいけません。
そのため、癌についてずっと考えている暇がありませんでした。

もし何もすることがなく、家にいるだけだったら、朝から晩まで癌のことを考えていたと思います。

仕事をしている間だけは、いつもの生活に戻っていられたのだと思います。

手術の日を迎えて

そして、手術の日が来ました。

その年の12月、腹腔鏡下で子宮を摘出する手術を受けました。

手術室に入る前になると、少し怖くなってきました。

ここまで来たら、もう逃げることはできません。

担当の先生に、

「助けてください」

とお願いしました。

少し怖くて、涙が出そうでした。

それまで自分で調べて、手術の方法も選んできました。
でも、いざ手術室を前にすると、やっぱり怖かったのだと思います。

手術は朝一番から始まり、病室に戻ったのは夜の7時頃だったと思います。

病室に戻ったときには、もう一日が終わっていました。

手術のあと、気づいたら腫れていた

手術のあと、体に変化が出てきました。

術後数日から、腹部・下肢・鼠径部・陰部が腫れ始めました。

手術前から、リンパ浮腫になることがあるとは聞いていました。

当時、医師か看護師からだったと思いますが、30%くらいの人がリンパ浮腫になると説明された記憶があります。

「できれば、その中には入りたくない」

そんなことを思っていました。

だから、術後に腫れが出てきたときも、

「これは手術したばかりだからかな」

「一時的な腫れだったらいいな」

と思っていました。

時間がたてば、体の中に吸収されて、元に戻るのではないか。

そんなふうに考えていました。

でも、腫れはなかなか引きませんでした。

手術の前日に入院し、手術から10日後に退院しました。

退院するときにも、まだ腫れは残っていました。

この腫れが、その後のリンパ浮腫につながっていくことになります。

手術が終われば、元の生活に戻れると思っていた

手術が終われば、あとは少しずつ回復して、元の生活に戻っていく。

当時は、そんなふうに考えていたのだと思います。

でも、実際にはそう簡単ではありませんでした。

手術が終わったあとには、これまでとは違う体の変化が残りました。

そして私は、翌年の2月には仕事に戻ることになります。

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